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藤井「よかった。おかんおらんかった」
「いたらどうしてたん?」
藤井「強行突破」
「藤井くんらし」
藤井くんちの鏡見ると、髪はびしょびしょ。
それに泣いたってすぐ分かるくらい目が腫れてた。
すると急に頭に布がぼすんと落ちてきて。
「…たっ」
藤井「自分の顔見とれて何してん」
「ちゃうよ」
ふわふわなタオルを顔に押し当てる。
髪から滴る水は、わたしの悲しみのよう。
こんな失恋知らない。
わたしは普通にずっと小瀧とバカやって、卒業式かなんかに神ちゃんに背中押されてくっつくかと思ってた。
でも小瀧の隣にいるのは夏海ちゃんで、わたしの隣にいるのは藤井くん。
思ってた、描いてた、理想の恋とは違う。
「藤井くん、付き合ってくれへん」
藤井「…え、」
「あいつのこと忘れたいの。やから、やないけど、藤井くんのこともっと知りたいから」
自己中だとは分かってる。
でも藤井くんのにはすべて話せる気がする。
だから、わたしは藤井くんの隣にいることを決めた。
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小瀧楓花(プロフ) - みぽこさん» ありがとうございます!おかげさまで完結いたしました。いままでありがとうございました。 (2017年2月1日 21時) (レス) id: 3e07948000 (このIDを非表示/違反報告)
みぽこ - やばいです カッコいいです 楽しみにしてます 頑張ってください (2017年2月1日 21時) (レス) id: b8391cba34 (このIDを非表示/違反報告)
橙なちゅ。(プロフ) - 小瀧楓花さん» いぇいぇです!!ありがとうございます!!(笑)こちらこそよろしくです!! (2017年1月21日 13時) (レス) id: 1054202f53 (このIDを非表示/違反報告)
小瀧楓花(プロフ) - 橙なちゅ。さん» ありがとうございます!コメント嬉しいです!また、なちゅ。さんのさくひんにコメントさせていただきますね(笑)。これからもよろしくお願いします! (2017年1月21日 12時) (レス) id: 3e07948000 (このIDを非表示/違反報告)
橙なちゅ。(プロフ) - この作品大好きです! ずっとキュンキュンしてます!!(笑) (2017年1月21日 12時) (レス) id: 1054202f53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふーのん | 作成日時:2017年1月15日 23時