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Aちゃんは、俺達にはへらっと力なく笑っていたのに、スッと表情が切り替わって紡がれた最後の言葉は、集団の先の、誰かに向けてはっきりと言っていた。俺からはよう見えんけど、あの後ろに隠れとる女…?




「じゃ、失礼します」




理不尽に呼び出されたんはAちゃんのはずやのに、ペコっと頭を下げて集団に背を向ける。そのまま光恵ちゃんと腕を組むように手を滑り込ませると、その行動をただただ見ていた俺と大倉の方を振り返る。




「お2人も行きましょう!」




本当に、さっきまでのことがなかったかのように、まだそこに立ちすくむ集団がまるでいないかのように、Aちゃんはいつもの笑顔で俺達に声をかけた後、また前に振り返って光恵ちゃんと歩き出した。





安「…本人がああ言うとるから、俺らも今回は見逃すわ」


大「次、なんてことがあったら…いくら3年で、女やからって、容赦せえへんからな」





大倉と目が合い、考えてることがすぐ分かった。
Aちゃん達と少し距離が出来てから、女共に、釘を刺しておく。Aちゃんにすごまれてから怯みっぱなしの女共からはなんの反論もないまま、俺と大倉も2人の後を追って、体育館裏から去った。





大「なぁヤス…Aちゃんって、不思議やない?」


安「へ?あー…そうやなあ。言い方へんかもやけど、ああいうのん、慣れとるみたいやった。」


大「普通ビビるよな…しかもさ、めっちゃ対応かっこよくなかった?笑」


安「たしかに。笑 もし俺らがやられたら、速攻やり返しとるところを、許すんやから…なんか、スゴイなぁ」






Aちゃんって、どういう子なんやろう。
また新しいAちゃんの一面を知って、
もっともっと、あの子のことを知りたい、
徐々に近付く、前を歩く背中を見つめて、純粋にそう思った。

呼び出し後→←。



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おゆ(プロフ) - Nakamuさん» パスワード解除いたしました!!!お待たせしました!^o^ (2019年6月21日 12時) (レス) id: 8d8c895fb1 (このIDを非表示/違反報告)
Nakamu(プロフ) - 初めまして、続編のパスワード教えて下さい!!よろしくお願い致しますm(*_ _)m (2019年6月21日 9時) (レス) id: f5561078e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おゆ | 作成日時:2019年4月17日 0時

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