塔の上の魔人の嫁 (ページ8)

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ぼくが専属の医者に成功させた手術は異能を強制的に人体に入れる手術です。

ぼくまだ知りませんでしたが、すでに貴女は異能を持っていたのです。

そんなことは知らないので自分だけ異能を持っているのはなにか良くないと思ったのでAにも素敵な異能をあげたいと思いました。

その異能は治癒の異能。

そして手術が成功した暁には、貴女は怯えていました。

なぜ、貴女にプレゼントを贈ったのに悲しむのでしょうか。

その一週間後、貴女は元々持っていた異能、

【部分記憶喪失】

を自分自身に使った…。

ぼくは、その事を知らなかった。

その結果、一緒に過ごしていた頃の記憶を無くし、1人逃げて行った。

孤独で仕方がなかった。

でも、ぼくは、

腹違いでも家族だとは思えなかった。

Aが好きだった。

それ故の今がある。

いつか、思い出させる。

「お腹が空いたでしょう、食事にしましょう」

…臆病だ。

言い出すこともできず普通に接しようとするのは。

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急な過去すまん(･･;)