むっちゃんに成り代わったけどなんか刀剣女士だった上に周りが亜種だった件について。 (ページ5)

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三話ページ5

ﾄﾞｻｯ

少し鈍い音がして、私は肥前の上に着地した。
いや、そこまではいいんですけどね？

視界めっちゃぼやけるんですけど？
え、なにこれ私この儘お釈迦になって死んじゃうパティーン？え、なにそれ聞いてないんですけど？もうやだ！！

なして推しの体になって推しの旦那(←違う)に会ったら死ぬの？なにそれ超悲惨じゃん！！「…ぃ!!」やめてよむっちゃん泣くぞ！？「ぉ、…ぃ!!」旦那さん(肥前)も泣くぞ！？「ぉ…い!!」自分の嫁が会った瞬間死ぬとかマジトラウマもんじゃん！？

「吉行!!」

「ハイ!!?」

「どいた、何があった!?敵に何かされたか!?そいとも本丸で何かあったがか?お前に何かあったら、わしゃどうすりゃええがよ…とにかくその傷の治療が先や。他の事は本丸で聞く。安心しぃ、わしゃお前を傷つけたりなんてせんきな。ようやっと会えたんや、絶対守り通しちゃる。」

おぅふ…
え、ナニコレドウイウ状況ですか実況のポ○キーさん？え、why？なんで私は今むっちゃんの旦那さんに口説かれてるワケ？てか体大っきくない？なんで？格好も違うし髪の長さ違うしなんなら喋り方も違くね？

「先生!!陸奥守を保護した!!このまま本丸に戻る。他の者達に伝達を!!」

「わかったよ。陸奥守くんをお願いね。」

「無論じゃ。」

え？え？？むっちゃんちょいと助けてくれんかの？なんか私今あんさんの旦那さんに横抱きされてんですが？なんで？私なんかやった！？やっちゃったの！？ごめんなさいね！？？

「もう大丈夫や、安心しろ。何も怖いもんは無い。わしがおる。」

え、何そのイケメン発言？何なの神なの？神だわ。九十九だけど神だったわ。てか待って、マジで視界暗いんですけど？なんで？怪我して無いよな、私？

「吉行?」

「ひぜ、……すま、」

やばい………墜ちる。

「吉行!?」

その瞬間、私の意識はブラックアウトした。