二十二話 ページ27
私の中の怨恨が爆発したあの後、私は錦のところへ運ばれた。そこでは、待ってましたと言わんばかりに、錦と祓い系の刀剣男士達が何かの儀式をするかのように待っていた。
え？なに？？私祓われちゃう系ですか？？？お前のような刀剣はいらぬ！！って折られちゃうタイプですかぁ！？被害妄想激しい？？今頃だ喧しいわ！！
「陸奥守さん、待っていました!!さあ、ここに座って!!」
「錦…これは…」
「貴方の怨恨を全て祓います!!このままでは、貴方は折れてしまう!!」
え、折らないの？？え？？無理じゃね？？前にいた本丸の悪いもの全部被ってできたのが今の私やで？？それ全部祓ったらそれこそ折れね？
「全て祓い終えましたら、今俺の持てる霊力を全て注ぎ込みます!!ものは行動!!いざ実践!!石切丸さん達は悪いの全部取り出して!!鬼切丸さんたちは出てきたものとにかく斬って!!」
「「承知!!」」
あれ、なんかショタがすげぇしっかりしてる！？え、なにこの状況誰か説明求厶。ってかさっきっから肥前が全然離してくれんのだが！？離れないとできなくね！？
「えと…肥前くん?離れてくれないとできない…」
「………………わかった。」
おいおいおい、ヲイ。今の間はなんだ！？怖えよ！！絶対何か企んでる！！
「では、始めます。」
おお、漸く始まるのか……なんか変な感じぃ〜。現在進行形で溢れてる真っ黒い渦？みたいなの斬るんだろうけど、どうやって全部取り出すんだろ。教えて！錦く〜ん！！
「は〜い!じゃねぇんですよ!!なにそんなお気楽なことやってるんですか!!説明しますけど!!」
してくれるんじゃん。このツンデレめ！！
「祈祷や呪術を使って纏りごと取り出します!!その間に小さいものが沢山出てくるので、それらを霊剣の方々に斬ってもらいます!!纏りが取り出せたら、にっかりさんが一思いにぶった斬ります!!」
「任せておくれ。」
「はい!!それだけ!!肥前くんは退室して、南海先生と待っててね!!」
「応。」
お、肥前が言うこと聞いてる！てかにっかりいたんだ！すまんな、気づかんかった！！随分とまぁ盛大な儀式をするんですn(ｽﾞﾊﾟｯ
「ギャアアァァァ!!?」
びっ……くりした！！兄者！！某驚き大好き真っ白鶴爺じゃないんだからさあ！！なんで平安刀ってこうさあ！！突拍子っていうものがさあ！！ねえ！！
「さあ、陸奥守さん？こんなになるまで隠したんですから……
お覚悟を。」
あ、これ死.んだ☆
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作者名：鸞鳳 | 作成日時：2019年9月7日 1時
