第３２話 ページ5
暮人の言葉を聞き、グレンは
「二時間後だな。おそらくこの写真からすると、南から入るのが一番警備が手薄だろう。で、チームは誰がとりまとめる？」
「おまえらで決めろ。結果さえ出れば、俺はどうでもいい。」
グレンは深夜を見下ろして聞く、
「どうする？」
「グレンでいいよ。君の従者は君の言うことしか従わないだろうし。皆もいいかな？」
「深夜様がそれでいいと仰るなら」
「もちろん、俺たちはそれでいいです」
「私は誰でも」
Aがそういった時、暮人が少し驚いた顔で
「お前も行く気があるんだな」
「え、行っちゃ駄目なの？」
二人の間に沈黙ができ、それに釣られ緊迫の雰囲気になった。誰も迂闊に動けない状態だった
数分の沈黙を破ったのは暮人の方だった。
「…まぁ、いい。好きにしろ。だが」
「死ぬなって？わかってるよ」
そのまま暮人は
「あと、グレン。約束のものだ。」
机の下から刀を取り出し、投げてきた
グレンは受け取り
「《白死》妖刀だ。だがお前なら扱えるだろう」
その刀はどうやら本物らしく、グレンが刀を抜いただけでその力がわかった
「確かにこれは、妖刀だ」
グレンが言うと、暮人の隣にいた葵がこちらを警戒しているのがわかった
「葵、動くな。おまえがどうにかできるような相手じゃない」
「しかし」
「今なら俺を殺されるが、それをやらない。それは身の程を知っているからだ。そうだろう？一瀬グレン。」
グレンは刀を鞘に戻して言う
「そうだ、と言えばお前は喜ぶのか？」
「ああ」
「ならそうだ。さあ喜べ」
などと話していたがグレンはさっさと部屋を出ていった。その後暮人が
「よし、他の奴らも、もういいぞ。命令は終わりだ。あとは結果を出せ」
それで今回の呼び出しは終わり、A達は部屋を出た
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「宜しかったのですか？」
「何がだ？」
「榊A様をこの任務に出す気がないも思っていましたので」
「本当はな。だがあいつを止める術は俺にはない。すぐに何処かへ行こうとする。そういう奴なんだ、仕方がない」
「…そうですか」
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煌めく爽良(プロフ) - 亜純さん» ありがとうございます！ 更新はなるべく早くしたいと思いますので頑張ります。 (2017年8月22日 17時) (
レス) id: b9a6ac072e (このIDを非表示/違反報告)
亜純(プロフ) - 更新頑張って下さい！応援しています！ (2017年8月22日 11時) (レス) id: f65f9d6e58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：煌めく爽良 | 作成日時：2017年8月3日 22時
