第３１話 ページ4
葵によって配られた書類を見ると、上野にある動物園で起きたものとされる写真が載っていた
美十が言った
「これ、今朝のニュースの…」
「そうだ。ニュースはもう見たか？Aの所ではもう知っているだろうが」
全員が頷く中、Aは記憶を掘り返しその情報を思い出していた。
「まぁね。」
「ニュースの情報は全部嘘だ。あそこは『百夜教』の実験場になっていた。そこで、事故があり『百夜教』はその事故について必死に隠蔽しようとしている」
「なんの実験だ？」
「さあね。上野で実験している、とうことは前々からしっていたが、奴らと戦争する気は無かったからな。それにお互い探られたくない隠し事は多かった」
「だけど、戦争は始まった。」
「じゃあ既に調査部隊は派遣したのか？」
グレンの問いにあっさり頷き、暮人は答える。
「昨日の深夜からすでに十七部隊派遣した。が、全滅だ。で、お前らを呼んだ。」
グレン達は、この戦争の最前線に出ろということが分かっているのだろう。
五士と美十が顔を見合わせ、
「わ、私たちに捨て駒になれと…？」
「逆だ。優秀なチームのお前らならできるだろうと思ってだ」
その言葉に二人は黙ったが、柊に褒められ嬉しくて黙っているのかもしれない。
深夜が
「なーんか、ずいぶん面倒なことを押し付けられたような気がするなぁ…たった紅茶一杯で」
暮人が笑いながら
「おかわりすれば、割に合うか？好きなだけ飲んでいいぞ」
「いやいいよ｣
「じゃあ私おかわりで」
「もらうのかよ」
「いや、損かなぁって」
グレンが聞く
「で、任務はいつだ。今すぐに行くのか？」
「ああ、そうだ。二時間後、動物園の北東から四部隊を突入させるが、陽動だ。混乱に乗じて、潜入しろ」
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煌めく爽良(プロフ) - 亜純さん» ありがとうございます！ 更新はなるべく早くしたいと思いますので頑張ります。 (2017年8月22日 17時) (
レス) id: b9a6ac072e (このIDを非表示/違反報告)
亜純(プロフ) - 更新頑張って下さい！応援しています！ (2017年8月22日 11時) (レス) id: f65f9d6e58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：煌めく爽良 | 作成日時：2017年8月3日 22時
