検索窓
今日:7 hit、昨日:5 hit、合計:92,413 hit

第17話 ページ19

だんだん暑くなってきた時期となった。

「もう、初夏なのかな…」

日陰で涼みながらAは、演出場で練習しているグレン達を眺めていた。

美十がグレンに対してまた何かを言っている。それに対して、鬱陶しいそうに言い返しているのがわかる。

そこへ五士もやって来てまた何か話していた。

Aは少し話の内容を聞こうとグレン達の所へ行くと、相変わらず周りの生徒がグレンを見下していた。

まぁ、そんなことは気にしないのだが

「いつもの役目ご苦労様」

「わかってるなら話しかけるな。」

「イイじゃん、暇なんだし」

軽く話していると、深夜がやって来て周りの人を追い払いこちらにやって来た。

「凄い権力だな、養子のくせに」

「君こそ、凄いいじめられっ子ぷりだね〜」

「二人共どっちもどっちでしょ。」

笑い合っていると、深夜は

「グレンの信用を得るために少し、内部情報を上げようかな。」

「…柊はこの件をどこまで知っている。」

「敵が『百夜教』までは掴んだかな。Aちゃんの所は?」

Aは苦笑い気味で

「同じく敵が『百夜教』って所かな。若しかしたら、兄とか父はもっと知っているかもしれないけど…なんせ個人主義だから」

「あぁ、なるほど。」

「で、グレン僕達は情報を言ったんだから何か対価が欲しいな。できればAちゃんのもだけど」

「「ない/ね」」

その答えに対し深夜は楽しそうに

「じゃ、もう少しあげようかな。内部調査が始まるよ。」

「当然だな、だけどそれが始まるということは」

「うん、真昼が裏切り者だった、ということは、バレてない。」

続けて深夜は言う

「潜在的な力は、柊暮人生徒会長よりも高かった___とすら彼女は言われていたから期待も凄かったしねぇ。」

深夜がこちらを見るがAは気にせず話を促した。

第18話→←第16話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
102人がお気に入り
設定タグ:終わりのセラフ , 柊暮人   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

シリウス(プロフ) - オリジナルフラグを外してください。 (2017年7月10日 16時) (レス) id: 87de1793dc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:煌めく爽良 | 作成日時:2017年7月10日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。