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みんなが、軽蔑しなかっただけいいとして、








モデルをやっている事がバレてしまった。







他の仕事もバレるのは時間の問題か。と腹を括り、





静かになった談話室から出る。






談話室のドアの横に、手を組んで、壁に寄りかかる幸ちゃんを見つけて、






「彼女が待ち合わせ場所に2時間遅れても来ない彼氏の細すぎて伝わらないモノマネ選手権でもやってるの?」




と問いかければ、





「アンタの方がよっぽど細すぎて伝わらない選手権だよ。」





と返された。






「ねぇ、なんか他にも隠してることない?」







と、いつもに増して、真剣な顔をして聞いてくる幸ちゃんに、







目を合わせられ、目が離せない。








そして、幸ちゃんの両手を頬に当てられる。







「ゆ、幸ちゃ、」







「"ちゃん"じゃないんだけど、俺。






他のみんな、さんとかくんなのに、俺だけなんでちゃんなの?





ねぇ、それも俺だけなら、







他の秘密も俺だけに教えてよ。」








段々と弱くなっていく、頬に当てられた手が、






肩に降り、肩に乗った両腕から、一気に体重がのしかかる。








ドキドキさせておいて、寝てしまった幸ちゃん。






"ちゃん"付けで呼ぶなと、言われても、






私はきっと、変われないだろう。








自分よりも少し小さい身長の、






まだ14歳の、悩みを沢山抱えた、






緑色の髪の毛の彼を、








背中に乗せた。






そして、201号室のドアを開ける。







「えっ?はっ?A?




ちょっ!ばっ!ノックくらいしろよ!」






「お宅の可愛こちゃんが寝ちゃったんで、よろしくね、天馬ちゃん。」





そう言ってドアを閉めた。








「天馬"ちゃん"?」







(朝起きて、みんなをちゃん付けして呼び、




幸ちゃんにそういう事じゃないし、それならちゃん付けでいい



と言われたのは言われるまでもない。





〔自分的には左京ちゃんがツボって一日中笑っていた〕)

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みく - とても面白かったですはやく次がみたいです私それぞれの組で至さん幸くん秋組は二人になるのですが万里さん左京さん密さんが推しです (2021年8月24日 2時) (レス) id: 668212e334 (このIDを非表示/違反報告)
みく - とても面白かったですはやく次がみたいです私それぞれの組で至さん幸くん秋組は二人になるのですが万里さん左京さん密さんが推しです (2021年8月24日 2時) (レス) id: 668212e334 (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩幸 / 藤瀧流望(プロフ) - 卯月さん» リクエストありがとうございます!左京さんとの絡みですね!書かせていただきます! (2018年3月24日 1時) (レス) id: b42a8ed664 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - 左京さんとの絡みがみたいです!!特にシチュは無いです!! (2018年3月23日 21時) (レス) id: ee413df35c (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩幸 / 藤瀧流望(プロフ) - るいさん» 返信ありがとうございます!書かせていただきますね! (2018年3月23日 17時) (レス) id: b42a8ed664 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:斑鳩幸 | 作成日時:2017年11月4日 17時

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