私は女子です【A3!】

発覚 ページ16

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「Aちゃん、ここに座って。」








20人と、いづみさんと私が、一気に談話室に集まっている中、






いづみさんがそう言った。








私何かやらかしたっけ？と必死に考えていると、







いづみさんは1冊の雑誌を出してきた。








それは、






「このページの、この子、Aちゃんじゃない？」









私がモデルとして出ている雑誌だった。









「あっ。もうバレたの。早いね。」






と淡々とした声で言うと、








みんなの目が点になった顔がこちらへ向いた。








「早いっていつごろバレると思ってたんだ。」







と左京さんが言うから、









「あと、1年くらいはバレないかなーって。」









と返せば、









「はぁ……その自信はどこから来るんだ。」








と左京さんがため息混じりにそう言う。









「私はスタイルから。」






「俺は声から。」







「俺は顔からー！」









と、至さんと一成くんとベン○ブロックの







悪ノリをすれば、スリッパで頭を叩かれるのはいつものことだった。←







「それにしても、Aチャン、スタイルいいっすねー。」






と、いづみさんの持っている雑誌を見ながら太一が言う。







「てか、Aちゃんがモデルだったとか、激ヤバ！


一緒に写真撮って、インステ載せよー！」







と一成くんが斜め上でシャッターを切った。

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