エンディング 4

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side.望









流星「......ただいま、」









望「......りゅぅせ、、、っ、」









次の日の夜。
おかえり！待ってたんやで！
っていつものように出迎える予定は、
流星の服から香るいつもと違う柔軟剤の
匂いによって一瞬で狂った。









......神ちゃんって人の家で、
恋人の俺を置いて何をやってたんやろう、




その人は、ほんまは、流星のことが
好きなんかもしらんやん、




もしかしたら、風邪になんて、
ほんまはなってないんかも、




ただ、流星に会いたくてそうやって
言うただけかもやん、








考えれば考えるほど、
なんか苦しくなってくる。









望「......おかえり、」









流星に背を向けてツンっと返事をすると、
一瞬で空気が重くなった。








ガチャン、と扉が閉まる音がして
振り返ると、流星は寝室に入ったみたいで、
パッと電気がつくのがわかった。









......ご飯、いらんのかな、




......風邪、流星は大丈夫なんやろか、









自分がいちいち素直じゃないのに
嫌になってきて、悔しくて拳を握り締める。








流星「......っ、げほ、げほっ、、」








ああ、もう、









望「......丸聞こえ、、」









きっと心配かけんようにって、
布団を何枚も被って音を出さずに
咳をするのなんてバレバレ。







元の風邪が悪化して俺が言うた通りに
なったから、言いづらいんやろ？








昨日、流星の温もりを感じてないから、
なんかもしれん、




急に寂しくなって、寝室のドアに
ぴとっと耳をくっつけた。

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