エンディング 4

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大毅「......は、ひゅ、はぁ、はあっ、」








崇裕「のぞむ〜〜〜、どこや、」









案の定？というかなんと言うか、
発作を起こして淳太に宥められとる
しげが見えたから、軽い人混みの中から
望の姿を探す。




しげもこの苦しみ方からして
リハ中ずっとしんどかったやろうな、
なんでしげなんやろうな、可哀想に、







そんなことを考えとると、すらっと
背が高い見慣れた望の姿が見えて、
震えるその手をぐいっと引っ張った。









望「......は、、しげ、、っ、」








崇裕「しげちゃんは大丈夫よ、大丈夫、

苦しい？、ん、せやね、こっちおいで、」









完全に放心状態の望に声をかけながら
静かで明るい楽屋へと連れていく。









望「......はぁ、は、、ひっ、、げほっ、」









崇裕「ん〜〜苦しいなあ、ゆっくりよ、」







もちろん喘息であるしげのほうが
しんどいんやろうけど、望のこれには
特効薬がないから。






自分で落ち着くまで過呼吸は続くし
涙は止まらんし、だから俺は
ただただ背中をさすることしか出来ひん。









望「......しげ、、っ死ぬ、？な、ぁ、」









崇裕「死なんよ、しげちゃんは、

ほら、健康オタクやろ？(笑)
やから望も深呼吸せえ、、な？」









望「......ん、、っ、は、げほっ、」








震える彼を抱きしめて、呼吸のお手本に
なるように大きく吸って吐いてを
繰り返す。






何となく落ち着いてきた望は、
涙でぐしゃぐしゃの顔をこっちに
見せてはくれへん。

しばらくそのまましとると、
聞き慣れん救急車の音が近づいてきた。

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