エンディング 4

今年も君と ページ2

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小瀧 × × × 藤井









・リクエストじゃないです。


・書きたくなった新年編


・体が弱い流星さんとその恋人、望さん






......

side.望









望「3、2、1、おめでとう〜〜！！」









完全に眠たそうやったけど
俺の大声に目が覚めた流星にハグをする。







望「新年やで〜〜今年もよろしくな〜」







去年は流星と付き合って2年目の年。

最初の方はびっくりするほど体調不良を
我慢しとった流星やけど、最近になって
「しんどい」って言葉を覚えた。








流星「のぞむ、初日の出見に行こ、うん、」









今日も大晦日やっていうのに37.7℃の
微熱を出しとる相変わらずの流星が
俺の腕をくいっと引っ張る。








望「......ん？初日の出は朝やろ？まだ0時」









流星「......あ、そっか、」









望「......ええええ〜〜〜(笑)」








もう初日の出が見られると思っとった
ド天然な流星が可愛くて可愛くて
勢いでまたハグをする。








流星「......ん〜近い〜〜、げほ、げほっ、」








咳が可哀想で背中をさすると、
深呼吸をした流星は俺に寄り掛かる。









望「あ、もう眠いやつやん、」









流星「俺寝る〜〜〜〜、」









ふわふわと流星の黒髪に指を通し、
クリスマスに俺がプレゼントした
お気に入りのピアスを外してやる。








クリスマスは大変やったなあ、

珍しく流星の帰りがホンマに遅くて
心配したんやけど、帰ってきたと思ったら
全身サンタの格好でプレゼント持って、
そのままぶっ倒れるんやから。







あとから聞いたら俺を驚かそう思って
サンタの格好したはええけど
倒れるくらいまで熱あったのは
気付かへんかったって、









望「......アホよなあ、」









流星「またいらんこと考えとるやろ、」








もう俺ほんとに寝るって俺に背を向けて、
でも俺から離れへんのやからずるい。









望「おやすみ、」








流星「......初日の出、」








望「......ふふ、起こす起こす、(笑)」








少し笑ってゆっくり目を閉じる流星。
膝の上の重みがたまらなく愛おしかった。

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