バレンタイン ページ9
『浩二さん、ハッピーバレンタインです!』
「バレンタイン...今年はAは何をくれたのかな?」
差し出された箱を受け取る。
『そんなにいいものでは無いですよ?』
「開けていい?」
『勿論です!』
「...時計?」
そこに入っていたのは新しい時計。
『はい。浩二さんが付けてるのよりは安いですけど...』
「Aから貰ったって事が大事なの。」
『浩二さんは優しいですね』
「Aだって僕が甘い物食べれないから毎年こうして考えてくれてる。優しいじゃない。」
『...そうやって私をダメにする』
胸元に顔を埋めるように抱きついてくる。
「...で?今回は時計だけど...意味があるんでしょ?」
『...浩二さんの時間を独り占めしたいのと、離れていても同じ時を刻みたい、です』
「Aはほんとに独占欲強いねぇ。そんなに僕が好き?」
『好きですよ!大好きです!愛してます!浩二さん以外は嫌です!』
赤くしながらも愛を語ってくれるA。
「Aも大概僕をダメにするよねぇ。」
『え?』
「僕もAが大好き、愛してる、一生手放したくない僕だけのものでいて欲しい。最愛のA。」
『...ふふ、最愛の旦那さんですよ、浩二さん。』
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風花 - いつも楽しく拝見させて頂いていますリクエスト宜しいですか?夢主のウエディングドレス姿を見た時と楓君を妊娠した時のお話をお願いします!大好きです!ずっと応援しております! (2020年3月3日 21時) (レス) id: 6f87424215 (このIDを非表示/違反報告)
まい - いつも楽しく拝見させて頂いていますリクエスト宜しいですか?キスを寸土めしたらみたいなお話をお願いします!大好きです! (2020年2月20日 16時) (レス) id: 6d99026ad8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅子 | 作成日時:2020年2月9日 20時