たとえ何があっても…【刀剣乱舞】 (ページ3)

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本丸の中に入ると、薄く黒い霧がかかっていた。
周りをよく見ると赤黒いものが付いた壁、黒く濁った池、折れかけている木、など何もかもが最悪な状態だった

弟２「お化けでる.....？」

弟１「でないよ。多分.....」

神山家の末っ子(弟2)が怖がって私の服の袖をつかむ

暗くて薄気味悪い感じ.....怖いのが大丈夫な私でも鳥肌がたった

『まぁとにかく刀剣達さがそうか』

弟１「ああ.....早くなおしてやんないとな.....」

こ「待ってください！！審神者様！！」

すぐ建物の中に入って刀剣たちを探さなきゃいけないのに、こんのすけに止められた

『なんだよ.....』

こ「ここがどこだかわかっていますか！？ブラック本丸なんですよ！！
警戒心もってください！！」

弟１「って言われても.....ここ母さんたちの本丸だし、(弟2)と俺は前住んでたし大丈夫だろ」

弟２「ここのみんなは優しいよ～」

弟2人は生まれたときから何年か暮らしていたので刀剣たちの話とかはよく聞いていた
とても仲が良くいい人だらけだと何回も話してくれた

こ「前とは違うのですよ！！ブラック本丸は堕ちた刀剣が多いんです！！弟さんたちが良くても、審神者様はどうするのですか！！」

『ん？なんか私だけが審神者みたいになっている感じ？長女だけど主は(弟1)君だからね！」

弟１「姉貴うるさい」

そう言って睨んでくる(弟1)
だってさー面倒ごといやだからさ、しかも神力なら君の方が多いんだから当たり前のことを言っただけなんだから、そんな怖い顔しないでよ～

でも確かに危険かもしんない。
私は刀剣たちには会ったことない。いろいろ事情があって会えなったのだ

『まあ私と(弟1)は刀持ってるし大丈夫だよ』

こ「ですが.....」

弟２「大丈夫～にいに達強いから！」

弟１「剣術には自信ある」

『な？だからいいだろ？」

それを聞いたこんのすけは不安そうに私たちを見るが諦めたのかため息をした

こ「いいですか！危険な状態になったらすぐ逃げてくださいね！！」

弟１「わかったから早く中に入らせろ.....」

そう言って(弟1)は建物のほうに歩いていくそれに小走りでついていく(弟2)

そろそろ私も動くか弟たちに後れを取りたくはないし
審神者初の仕事始めるぞ！！そう思って一歩を踏み出そうとした瞬間

ビュン！！

顔の真横を刃物が通ってきた
その刃物はかけたりして使えそうにない

？「入ってくんな.....」

声のほうを振り向く薬研藤四郎が立っていた