クソ親父が見てるんだから ページ8
《さァいきなり障害物だ！！
まずは手始め…
第一関門 ロボ・インフェルノ！！》
彼らの前には
一般入試用の0Pの仮想ヴィランが
立ちはだかる。
生徒達は巨大な仮想ヴィランを見上げていた。
焦「せっかくならもっとすげえの
用意してもらいてえもんだな」
そう呟きながら彼は
右手を地面に付き、それを掬いあげるように
仮想ヴィランを凍らせた。
焦「クソ親父が見てるんだから」
その言葉には少しの苛立ちが籠もっている。
焦凍さんは凍った
仮想ヴィランとの間を通る。
後ろにいた人も通ろうとするが、
その前に仮想ヴィランは
大きな音をたてて倒れた。
《1─A 轟!!
攻略と妨害を一度に!!
こいつぁシヴィー!!!
すげえな!一抜けだ!!
アレだな もうなんか…ズリィな!!》
私は小さな隙間を縫いながら
仮想ヴィランの下を潜る。
踏み潰されそうになるギリギリ
狙って回避する。
そしてこの種目を突破した。
《第一種目は障害物競走!!
この特設スタジアムの
外周を一周してゴールだぜ!!》
《ルールはコースアウトさえしなけりゃ
何でもアリの残虐チキンレースだ!!》
なんと、そこそこ恐ろしいルールだ
まぁこれが実現できるのが
先生方のおかげであろう
《各所に設置された
カメラロボが興奮をお届けするぜ！》!
「俺いらないだろ」
やる気のない声を聞くと共に
次のエリアまで進んでいく。
誰か、仮想ヴィランの
下敷きになった気もしたが……気の所為だろう。
後ろから追ってくるのはA組が多い。
他の科や同じヒーロー科の
B組も決して悪くは無い。
ただ違う所があるとすれば、
迷う時間の差だ。
USJの件で多かれ少なかれ
刺激を受けたのは確かだ。
上の世界を肌で感じた者。
感じるはずのない恐怖を植えつけられた者。
自身の実力を信じ、耐えた者。
各自が、得たことを糧にして
迷いを打ち消している。
そして、その成長に少し嬉しく感じている
自分がいる。
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君＿。 - Ayakaさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです✨来週か再来週くらいに更新を再開しようと思っているので楽しみにしていてください…！ (5月6日 21時) (
レス) id: ab8de60fc1 (このIDを非表示/違反報告)
Ayaka(プロフ) - 毎度読ませていただいてます！学校の放課後、電車の中で更新されているかチェックしてしまうのがルーティーンになるほどハマってます😂続き楽しみにしてます！これからも頑張ってください💕 (5月6日 11時) (レス) @page34 id: 9afa3cd547 (このIDを非表示/違反報告)
君＿。 - 累さん» 前回の作品にもコメントしてくれた人ですよね…！コメントありがとうございます。累様の温かいお言葉が励みになっております！これからもよろしくお願いします。 (5月2日 6時) (レス) id: ab8de60fc1 (このIDを非表示/違反報告)
累(プロフ) - 自分のペースでどうぞです😆いつも楽しく読ませて頂いてます。応援してます😆 (5月1日 22時) (レス) @page34 id: 59aeacbfaa (このIDを非表示/違反報告)
君＿。 - あさん» ありがとうございます！その言葉が励みになるので嬉しいです…！ (4月30日 6時) (レス) id: ab8de60fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：君＿。 | 作成日時：2024年3月24日 22時
