4話 ページ6
寝た状態の私に彼らは心底安堵した表情でいた。
降谷「…。(ナデナデッ)」
「…??」
降谷さんは頭を撫でてくれた。
いや、無言はちょっと…。嫌ではないが。
諸伏「(人1)〜!!」
「!?っ…///」
諸伏さん、…めっちゃ泣いてる。顔の所に抱きつき、ぐりぐりとされる。
…くっ、苦しい!
…でも何でかすごく暖かくて懐かしい?
そのとき何故かもの凄く懐かしさを覚えた私だった。
そして気づけば私は再び目を閉じて眠っていた。
降谷「ふっ、…ヒロ??(人1)が寝たぞ?そろそろやめてあげろ。」
諸伏「あ!ホントだ。…もっと話したかったのになぁ〜!ほんと可愛いな。(ボソッ」
降谷「…また、起きたとき話せばいいだろ?俺は先に先生に報告してくる。あと手を出すなよ。(ムスッ」
諸伏「…するわけないだろう!?はぁ、俺は松田たちに連絡しとくよ。」
降谷「あぁ、あまりはしゃぐなよ?」
諸伏「分かってるって!」
まさか私の寝てる間にそんな会話をしていたなんて私は知らずに…、
ではなくバッチリ聞いていた。
なかなかに恥ずかしすぎる///
…それから2,3日後私は無事に退院した。
ーin入院室ー
「はぁ、…これからどうしようか。」
私は一人そう呟き考えた。
とりあえずまずはアキを探さないとな。
…色々と心配だから。
と、その前に、退院の手続きを…。
ガラッッ
…誰だ?先生か?
その気配はここで知ったものだった。
そう思ってたら白衣を着た女性が入ってきた。
…あぁ、やっぱり医師か。
医「(人1)さん、今保証人のお兄さんが来るのでお待ちくださいね。」
「…は、はぁ。」
保証人??
そう思い私は医者から貰った書類に目を通す。
…何故か保証人欄は、諸伏景光になっていた。
…どういうことだ??
その疑問を理解したのは数時間後のことだった。
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作者名:威代 | 作成日時:2020年8月31日 12時