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大会まで後、6日。
練習も本番に近い、リハーサルを何度も繰り返している。
ダンス部のメンバーは、学校1の大所帯。
この学校を選んだ理由のひとつが、ダンス部があること。
そして、今までのことを一新できるところで、あること。
元々やる予定だった、アクロバットは封印し。
なるべくきれいに見える、かつ、亮平に負担のないダンス。
でも弟は納得してくれなくて、幾度となく振りを変更した。
それだけ、ダンスへの思いが熱いということ。
でも、無理はしてほしくない。
これ以上、自分を犠牲にしてほしくない。
そんな矢先のこと。
少し薄暗くなった、帰り道。
足を引きずるように歩く、弟。
おかしい。
でも、帰るまでは何も言えず。
帰ってからも、言えなかった。
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作者名：はるけいとつ | 作成日時：2023年7月5日 18時
