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【何度でも立ち上がれ】‐fk ページ37
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“ふっか”
そう呼ぶ声が、何度も脳内で繰り返し再生される。
でも、その優しくて穏やかな声は、今は聞くことができない。
もしかしたら、一生、なんて。
そんなの嘘だよね、嘘だ。
でも目の前の現実が、それを確実にする。
阿部ちゃんは今すぐにでも、俺の名前を呼んでくれそうで。
何事もなかったかのように、いつものように、笑ってくれないかな。
俺の目の前で、阿部ちゃんは崩れ落ち、倒れこんだ。
触れてもなんの反応もない阿部ちゃんに、パニック状態になった俺。
気がつけば病院にいて、阿部ちゃんはたくさんの機械に囲まれていた。
それからのことは、よく覚えていない。
ただ、ひとつ覚えているのは。
“歌ったり踊ったりは、もうできない”という、言葉だけ。
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作者名:はるけいとつ | 作成日時:2023年7月5日 18時