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俺の進学したかった大学で、ひかるも一緒に勉強をしている。
本当はやりたいことがたくさん、あったと思うのに。
でも、ひかるはそんなこと、ひと言も言わなかった。
ひかると双子として生きていられること、本当に嬉しい。
大学へは、電車に乗って向かう。
俺は自分で操作できるところまでして、後はひかるが。
電車の中でも、俺の恐怖が和らぐようにしてくれている。
『今日の2時限目なんだっけ?』
「今日は6だよ、必須の。」
同じ学科専攻でもあり、大学内でもそれ以外でも、ずっと行動を共にしている。
俺としては有難い反面、迷惑や負担をかけているんじゃないのかなって。
ひかるにとっての、負担になりたくない。
ひかるの未来や希望を奪うような、そんな存在でありたくない。
もしそうだとしたら。
『…亮平、どうかした?』
「ううん、少し考えごとしてただけ。」
『それならいいけど。いつでも言えよ?』
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作者名:はるけいとつ | 作成日時:2023年7月5日 18時