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ダンス大会の当日。
電車で向かう、ダンス大会の会場。
今日も駅に近づくたびに、呼吸が苦しくなる。
せっかく覚えた振りも、飛んでいってしまった。
ざわざわと音だらけの電車に、めまいに、。
左に向いて倒れそうになっても、踏んばれなかった。
『阿部くん、大丈夫っ、?』
「…ごめん、また、」
宮舘くんは駅に着くまで、ずっと、体を支えてくれていた。
やっとの思いで会場に着き、控え室に入ったら、さっきにも増して、体に力が入らなくなった。
こんなんじゃ、大会に出られないかもな。
本番が近づくにつれて、不安が増してきた。
怖い、以外の感情が浮かばなくなって。
どうにか押し込めようとしたら、余計に苦しくて。
目の前が真っ暗になると共に、意識が飛ぶのが分かった。
『よかった、体調はどう?』
「……えっ、」
勢いよく立ち上がると、めまいがした。
『無理しないで、大丈夫だから、』
「…大丈夫なんか、俺のせいで、!」
『本当に、大丈夫、』
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作者名:はるけいとつ | 作成日時:2023年7月5日 18時