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本当に通いたかった学校は、受験すらできなかった。
見学にさえも行けなくて、自分の意思で決めたことなんて、一度もない。
幼い頃から、ずっと、敷かれたレールを辿ってきた。
ただただ、勉強にだけ時間を費やしてきた。
でも、いざ高校に入り、強豪ダンス部があると知った。
ずっと、ダンスをしたいと思い続けてきた夢が叶う瞬間が、目の前に現れた。
部活だけは、自分の意思で決めた。
ずっと続けられそうなもの、やりたいこと。
経験者も多くいる中で、大会のメンバーに選ばれた。
2人組で、相方は同じクラスの宮舘くん。
一度も話したことはなかったが、ダンスが上手いな、と練習している姿を見て、ずっと思っていた。
誰よりも練習をしていて、誰よりも真剣な目で。
部活が楽しい一方で、心がついていかなくなるのを感じていた。
電車に乗っての通学。
いつも始発に乗って、学校に着くのは、時間ギリギリ。
「……どうして、治ったと思ってたのにっ、」
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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作者名：はるけいとつ | 作成日時：2023年7月5日 18時
