【怖がってたっていいさ】‐nb ページ1
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“亮平くんが学校に来ていないのですが、今日はお休みですか?”
『…えっ、登校したはずなんですが』
仕事に行こうとした時、学校からそんな電話がかかってきた。
体調が悪そうに見えなかったし、昨日も今日も、特別変わったこともなかった。
心当たりはなかったが、今はとにかく探すこと。
とりあえず仕事場に連絡を入れて、“休む”と伝えた。
心当たりがないから、不思議で怖くて仕方がなかった。
行きそうな場所を、とにかく探した。
学校から離れている場所、近い場所。
焦る気持ちとは裏腹に、どこにもいなかった。
『…もう、お前まで居なくならないでくれ』
大事な家族を失った数年前。
もうこれ以上、大切な人を失いたくない。
お願いだから、出てきてくれないか。
怒ったりしないから、どんなことでも受け止めるから。
今すぐに会って、存在していると、俺に分からせて?
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作者名:はるけいとつ | 作成日時:2023年3月29日 15時