雪道を歩く (ページ22)

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次に彼らと会ったのは、何度目かの雑誌の撮影現場。

日射しの強い、そんな日に、スタジオの外での撮影。

すでに撮影は始まっていて、全員での集合写真を撮っているところだった。

その撮影を終えた後、急いで室内に戻ってくる。

スペースにあるソファに、倒れこむように座る、阿部。

深澤「顔赤いけど大丈夫？」

阿部「うん、ちょっとだけ、」

渡辺が深澤に何かを言い、編集者とカメラマンと話をしているようだ。

宮舘「今日は暑い中ありがとうございます。」

『こちらこそ、ありがとうございます。』

宮舘「…分かります？彼、」

宮舘は一度口をつぐみ、また話し始める。

宮舘「彼は生粋のアイドルなので、どんな時でも笑顔なんですよ。でも俺らには分かるんで、無理をしているというのが。」

宮舘「実はここ最近、特に体調が優れないことが多くて。今日も少し、」

『阿部さんも皆さんも、お忙しいですもんね。』

宮舘「はい、ありがたいです。ただ、ゆっくり休んでほしい、というのがメンバーの願いです。」

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