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目を覚ましたら、目の前には翔太がいた。
その姿に安心してほんのり微笑む。
“翔太は、大丈夫？”と聞いても、“ごめん”としか返ってこない。
そればかりか、顔色がかなり悪い。
閉じそうになる瞼を必死に上げて、翔太の姿を捉える。
うずくまってしまった翔太。
無理、してたのかな。
深澤「阿部ちゃん、」
阿部「…ごめんね、」
宮舘「…ううん、謝ることなんかないよ。」
阿部「しょうた、は、？」
岩本「…えっ、」
“心因性難聴”の可能性があります。
ふっかが、お医者さんから聞いたと言っていた。
やっぱり、翔太に無理させてたのかな。
目の前で見ていたから、かなりの衝撃を受けたんだと思う。
ごめんね、でも、翔太が無事で本当に良かった。
目が覚めてからしばらくして、自分の異変に気付いた。
“両足が動かない”ということ。
でも、助かっただけ、良かった。
でもっ、
もう、Snow Manにいる資格はない。
動けないなら、アイドルなんてできない。
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作者名：はるけいとつ | 作成日時：2022年9月18日 10時
