交差点 (ページ13)

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暖かい陽気に、眠気を誘われる。

ヒカルくんから頂いたお気に入りを手に、地図を片手に。

しっかりと確認をしたら、車を走らせる。

最初に向かうのは、とある施設。

この施設からはる晴に来てくれる子は多くて、顔見知りの職員さんも多い。

川島「お久しぶりです、はる晴ん家の川島と言います。那須くんのお迎えに参りました。」

職員さんの声が遠くからして、その職員さんの手に背中を押されて歩みを進める、小柄な男の子。

川島「初めまして、川島と言います。お名前は、那須雄登くんで間違いないかな？」

那須「…はい、間違いないです。」

年齢よりもかなり大人びた彼は、後ろを一切振り返らず、車に乗り込んだ。

その足で向かうのは、もう１人の子がいる、ある場所。

大きな建物。

そう、ここは病院。

先輩である、宮舘くんが働いているところ。

川島「お忙しいところすみません、はる晴ん家の川島と申します。七五三掛くんのお迎えに参りました。」

七五三掛「のえる、！」

川島「久しぶり、元気そうだね。」

ここは宮舘くんの勤務地でもあり、僕の勤務地でもある。

面識のある彼とは、関係性がある。

そしてはる晴ん家に、最後に到着した。

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