微炭酸-4

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キーンコーンカーンコーン









チャイムが鳴ると荷物を持ち、すぐに教室を出て、亮平がいる学校に向かう。


亮平との時間を大切にしたくて、部活には入っていない。


元々は亮平は陸上部、俺はサッカー部に入っていたんだけどね。









涼太「すみません、遅くなりました。」


亮平「にーちゃん！」


涼太「お世話になりました、来週もよろしくお願いします。」






先生に挨拶をすると、亮平は深くお辞儀をして挨拶の代わり。


まだ俺以外の人にはあまり慣れていなくて、学校でも声を出すことは少ないらしい。









涼太「今日は何をしたの？」


亮平「きょうね、けいさんのおべんきょうしたぁ！」









手をつないで歩く姿。


傍から見たら、おかしく見えるのかな。


高校生の２人が、手をつないで歩いているなんて。









亮平「これにする！」


涼太「うん、じゃあそれにしようか。」






亮平は迷わず図鑑を選び、俺は覚え直したいと思い、四字熟語の辞典を買った。









亮平「ただいまぁ、」


涼太「はい、おかえりなさい。帰ってきたら、何するんだっけ？」


亮平「てをあらう！」


涼太「うん、洗おうね。」









まるで正反対に見える俺らだけど、実はそうでもない。


食べ物の好みも似ているし、服装だって似たものが多い。









これから先どうなるかは分からないけれど、これからも２人仲良くいこう。


あの時に戻りたいけれど、今を生きよう。









俺らは最高で最強な、“双子”だからな。









fin.









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キミといる世界だから。×fknb→←３

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