夢を魅て、悪夢を見た。 (ページ18)

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翔くんの的確な判断のおかげで、しめはゆっくり眠りについた。

さっきとは違って穏やかな表情で、眠っていた。

七五三掛「…っ、光、くん、？」

八乙女「目覚めた？あっ、まだ起き上がっちゃダメだよ？」

酸素マスクのせいで酷く喋りづらいだろうけど、我慢してね。

七五三掛「…翔太、」

八乙女「翔太、？今は自分の体を大事にして。翔太、もうすぐ来るからね。」

翔太が保健室に居た時に倒れちゃったらしく、翔太は一緒に来たかったみたいだけど、調子が悪いわけではないから、授業に出たらしい。

授業が終わり次第、自分でバスに乗ってくると連絡があった。

ガラガラ

櫻井「しめ、調子はどうだ？」

七五三掛「…普通、いつ帰れる？」

櫻井「こんな状態じゃ、しばらくは入院だな。マスクをつけてないと、ろくに呼吸さえできてなかったんだから。」

しめは苦笑い。

いつもの笑顔はない。

ガラガラ

渡辺「…しめ、大丈夫なの？」

櫻井「翔太、いらっしゃい。心配してきてくれたんだ？」

渡辺「うん、まあすぐに帰るけど。」

八乙女「しめ、しばらく入院だからさ、翔太は大丈夫？」

渡辺「…不安、かな。」

八乙女「じゃあ、俺から連絡しておくからさ、しめが入院している間は阿部ちゃんと勉強したら？」

渡辺「…いいの、？」

八乙女「うん、体調がいい時だけだけどね。」

翔太はあんまり学校が好きじゃないから、保健室にいることが多い。

しめがいないとなると、不安だよね。

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