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亮平「開けるから、ちょっと待っててね。」
歩いて数分で、家に着くことができた。
できるだけ早く静かなところにと思っていたから、少し安心した。
亮平「好きなところ座ってて。少し待っててね。」
待っててもらうのが悪いとは思いながらも、足の痛みに耐えきれず一旦外し、足の状態を確かめた。
亮平「やっぱり、薬の効果は一時的だな。」
そう思いながら、再び装着した。
亮平「待たせちゃってごめんね。」
彼はほんの少しだけ頷いてくれた。
雨の音は相変わらずだが、家の中に入ると大分小さくなったように感じる。
音が静かになったことと、人が僕と彼しかいないことが、彼の小さな頷きに繋がったのだと思う。
亮平「とりあえず、自己紹介しようか。僕からでいいかな？」
さっきできなかった自己紹介を、僕から始めた。
亮平「初めまして。阿部亮平です。今は大学院の理工学部に通ってます。よろしくね。」
自己紹介って何を言えばいいか分からなかったけど、ありきたりなことを言っておいた。
亮平「…自己紹介、できる？ゆっくりでいいから。」
北斗「…松村北斗です。高校3年生です、よろしくお願いします。」
初めて聞いた弟の声は、どことなく僕の声と似ていた。
でも、どこか悲しげな声で、
僕は咄嗟に守りたいと、思ってしまった。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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momo2 - とっても面白かったです！このお話を作った意図もあったし、そういうのを考えて読んでいると素晴らしい作品だな。と思いました。（言い方が上からみたいになってしまってすみません！）次回作楽しみにしています！頑張ってください！ (2019年10月14日 11時) (
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作者名：田中葵李 | 作成日時：2019年8月27日 21時
