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大我「北斗くんっ、」
北斗「そんなに慌ててどうしたんですか?」
大我「探したんだから。」
北斗「…そうですか。ありがとうございます。」
大我「なんで、病室から抜け出したりしちゃったの?」
北斗「…試してみたかったんです。」
大我「…どういうこと?」
北斗「…僕がいなくなったら、誰かが探しに来てくれるんじゃないかと思って。それだけです。」
ただ、試したかった。
自分が本当に必要とされているのか、誰かが自分のことを心配してくれるのか、と。
亮平「…本当に、心配したんだから。」
翔太「僕も、」
北斗「…本当に、探しに来てくれたんですね。」
亮平「…当たり前なの。大事な人がいなくなるって、辛い事なの。」
僕は初めてこの時、気づいた。知った。
大事な人がいなくなるというのは辛い事である、ということを。
北斗「…これが、幸せ、なんでしょうか?」
亮平「うん、これが人に“愛される”っていうことだよ。」
僕はこの日、多くの事を学んだ。
大事な人がいなくなるというのは、辛い事であるということ。
そして、
些細なことでも、幸せなんだと。
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- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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momo2 - とっても面白かったです!このお話を作った意図もあったし、そういうのを考えて読んでいると素晴らしい作品だな。と思いました。(言い方が上からみたいになってしまってすみません!)次回作楽しみにしています!頑張ってください! (2019年10月14日 11時) (レス) id: bd74373af8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:田中葵李 | 作成日時:2019年8月27日 21時