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北斗「…お兄さん、」
亮平「ん?どうしたの?」
北斗「…僕って、“幸せ”になってもいいですか?」
亮平「うん。幸せになっちゃいけない人なんて、いないよ。」
家に帰り入浴を済ませた後、北斗にこんなことを聞かれた。
その言葉には、今まで北斗が受けられなかった愛情を、受けることに不安を感じている、そんな感じに聞こえた。
今まで愛されてこなかったから、愛されるということがまず分からない。
愛されるということがいい事だと、知らないから。
亮平「もう朝か。」
いろいろ考えていたら、いつの間にか朝になっていた。
時間を確認すると、もう8時。
一瞬焦ったが、すぐに我に返った。
今日は日曜日。大学院は休講だ。
亮平「よしっ、朝ごはんできた。」
朝ごはんを早めに作り、洗面所で髪の毛を整えた。
亮平「…北斗、遅いな。」
新聞を読み終わり、ニュースを見ていたけど、ふと時計を見て違和感を覚えた。
もう時計は8時30分を回っており、いつもならもう北斗が起きてきているはずの時間。
心配になった僕は、北斗の部屋へ向かった。
コンコンッ、
亮平「…北斗、起きてる?」
ドアをノックしても返事が返ってこなかった。
亮平「…北斗、入るよ?」
心配でたまらなくなった僕は、断りを入れて部屋に入った。
亮平「…北斗、?」
北斗「…阿部、くん、」
ベッドにもたれて座っていた北斗は、顔色が悪く、おでこに触れると熱かった。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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momo2 - とっても面白かったです!このお話を作った意図もあったし、そういうのを考えて読んでいると素晴らしい作品だな。と思いました。(言い方が上からみたいになってしまってすみません!)次回作楽しみにしています!頑張ってください! (2019年10月14日 11時) (レス) id: bd74373af8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:田中葵李 | 作成日時:2019年8月27日 21時