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あれから大学院の授業が忙しく、両親以外とは連絡を取らない生活が続いていた。
やっと落ち着いてきた生活に、ほっと一息をついていた。
ＬＩＮＥを確認すると、まだ北斗が既読していないことに気付いた。
これは、絶対におかしい。
北斗の身になにかあったと考えずにはいられず、何かをしなくてはとパニックになった。
亮平「お願い、北斗。」
望みをかけて、北斗に電話をしてみることに。
Prrr…
北斗「…はい、」
亮平「北斗っ、何処にいるの？」
北斗「…知らないところです。」
亮平「どうしたの、何があったの？」
北斗「…何もないです。」
亮平「何もないなら、なんで知らないところにいるの？」
北斗「…」
電話に出てくれた北斗は、終始冷たい口調で話していた。
亮平「…本当は、なにかあったんだよね？」
北斗「…」
聞いても答えてくれないのは分かっている。その上で聞いたことだ。
亮平「ご両親も、心配しているんじゃない？」
北斗「…僕のことなんて、心配してないですよ。」
亮平「…なんで、そう言い切れるの？」
北斗「…僕がどんな思いをしているかなんて、分からないですよね。」
亮平「うん、人の気持ちはその人にしか分からないからね。」
北斗「…だったら、何で僕に構うんですか？」
亮平「なんで？それは僕の弟だからだよ。」
北斗「…なんでっ、」
亮平「僕は北斗が心配なの。だからさ、どんな状況なのかだけでも、教えてくれない？」
北斗「…でもっ、」
電話越しにでも分かる、荒い息遣い。
亮平「…今から、行くね？」
周りの風景からして、あそこしかない。
すぐにでも行動をしないと気が済まないのが、僕。
どんな状況にあるかは分からないが、とにかく急がなくては。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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momo2 - とっても面白かったです！このお話を作った意図もあったし、そういうのを考えて読んでいると素晴らしい作品だな。と思いました。（言い方が上からみたいになってしまってすみません！）次回作楽しみにしています！頑張ってください！ (2019年10月14日 11時) (
レス) id: bd74373af8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：田中葵李 | 作成日時：2019年8月27日 21時
