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北斗「…っ、」
目が覚めると見慣れない白い天井。
「目が覚めたみたいだね。」
目の前には、医者と思われる人がいて話しかけてきた。
「何があったか、覚えてる?」
北斗「…別に、なんともないんで。帰ります。」
「君、本気で言ってる?」
北斗「…本当に何もないんで、お金はあるから払って帰りますね。」
病室から出て受付でお金を払い、病院を後にした。
待合室にいたたくさんの人からの視線を感じたけど、それも気にしないで建物を出た。
どこに行くあてもなく、ただ歩いた。
途中で乗ったバスは、終点まではまだ距離があるみたい。
外の風景を見ながら、何も考えずに流れていくのが僕には心地よかった。
北斗「…はぁっ、」
それでも終点に着いた時、風に
忘れもしない、あの事。
僕は親に暴力を受けているんだって。
でもそれが普通なんだから。
それから僕は少しの間風景を眺めた後、またそこからあてもなく歩いた。
それからどれぐらいの時が流れたのかは分からない。
自分でも分かるぐらいに身体は疲弊し、精神的にもおかしくなっているのが分かった。
でも、
どの環境にも疲れ果てていた。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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momo2 - とっても面白かったです!このお話を作った意図もあったし、そういうのを考えて読んでいると素晴らしい作品だな。と思いました。(言い方が上からみたいになってしまってすみません!)次回作楽しみにしています!頑張ってください! (2019年10月14日 11時) (レス) id: bd74373af8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:田中葵李 | 作成日時:2019年8月27日 21時