3年z組の転校生

神楽の悩み ページ28

神「はぁ…」
神楽は悩んでいた。何にかって？
妙「どうしたの？神楽ちゃん。」
神「桜ちゃんのことアル。」
妙「桜ちゃんのこと？喧嘩でもしたの？」
神「そうじゃないアル。」
神楽は桜に対して１つだけ不満があるのだ。
神「桜ちゃん、他人行儀過ぎるアル！」
沖「おー。クソチャイナ、お前『他人行儀』なんて言葉知ってるかィ。」
神「…お前は私のことをバカにし過ぎアル！」
沖「いいだろうィ。事実だし。」
神「おい。」
妙「神楽ちゃん、落ち着いて。…でも、私も神楽ちゃんと同じかな。桜ちゃん、礼儀正し過ぎるもの。」
神「そうアル。いまだに、神楽『さん』だし、敬語だし。それに…私だって連絡先交換してないのによりにもよってあのバカに先を越されるし。」
と、神楽が机に顔を突っ伏していると、妙は閃いた。
妙「そうだわ！もうすぐ体育祭だし、朝練とか放課後も練習するわ。それで一気に距離を縮めましょう！」
すると、神楽は目を輝かせた。
神「おぉー！ナイスアイデアアルヨ！」
こうして、神楽と妙は『体育祭練習で桜ちゃんとの距離を縮める大作戦』を決行することとなった。
新「いや、作戦名がそのままだし、長いわー！」
神「あ、そういやお前も居たアルな。」
新「って忘れられてるんですけどー！」

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