3年z組の転校生

サボり ページ13

高杉さんに連れて行かれた場所は､
高「ここだ｡」
貴「わ｡」
屋上だった｡
貴「街が､一望できますね｡」
高「だろォ？」
そう言うと､高杉さんは寝転んだ｡
貴「あ､あの…何してるんですか？」
高「何って､寝るんだよ｡」
いやいやいや｡
貴「授業は…？」
高「サボるに決まってるんだろ？」
貴「え｡」
私は思わず固まってしまった｡
高「もしかして､オメェサボったことねェのか？」
貴「は､はい｡」
高「そりゃ随分､真面目に生きてたんだな｡」
貴「いえ｡普通ですけど｡」
晋「まさか､初めてのサボり相手が俺だとはな｡」
貴「何ですか､サボり相手って…それより本当に戻らないと､先生に叱られますよ｡」
高「んなもん､聞き流せばいいんだよ｡それより…」
ドンッ｡
貴「！」
そう言うと高杉さんは､私を押し倒した｡
高「…」
貴「あの…(近い｡)」
高「やっぱ､お前…良い女だな｡」
貴「はい？」
高「俺に､こんなことされても動じないなんて､オメェさん、随分と余裕なんだな｡だけどよォ…」
そう言いながら､高杉さんは私に顔を近づけた｡
高「抵抗しねぇと､襲われるぞ｡こんな風になァ｡」
そう言うと高杉さんは､更に私に顔を近づけた｡
あと少しで､唇が触れるその時…

土方さん→←告白？

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