10.手を繋ごう ページ11
「あ、トンちゃん。彼処何かありますよ。」
tn「え？どれや？」
ほら彼処です。
と指差すと、トンちゃんはんー？と言ってグッと距離を詰めた。
近い！近いて！
ドッドッドッドッと早くなる鼓動を抑えて、一点を指差し続ける。
tn「あー！彼処か！」
トンちゃんはスッキリした様に言うと、「何やろなぁ…。」と考え始めた。
その距離のままで。
トンちゃんッ！！！
かあああっと赤くなる顔。
そんな私とトンちゃんを乗せて、ゴンドラはゆっくり、ゆっくり降りて行く。
スタッフ「おかえりなさーい…あら。」
スタッフさんが私とトンちゃんを見つめて、口に手を当てた。
スタッフ「もう一周されます？」
「いッいえ！大丈夫です！」
トンちゃんの肩を叩いて、ゴンドラを降りる。
tn「次は何処行こか？」
「どうしましょうか…？」
そんな事を話し合いながら、そのあと、アトラクションを楽しんだ。
「あ、イルミネーションだ！」
tn「ほんまや！」
緑道の周りの木々やお土産屋などにキラキラと光り輝くイルミネーション。
さっきのカップルは、此処で良いムードになったりするのかな。
「綺麗ですね…。」
tn「せやなぁ…。」
トンちゃんと一緒に緑道を歩いて、光を眺める。
tn「…そろそろ帰ろか？」
「そうですね。」
トンちゃんの言葉に、コクリとうなずき、私たちはランドの門を潜った。
…やっぱり夜は冷え込むなぁ…。
手が冷たくなって、指先が赤くなる。
はぁ、と息を吐きかけたら、白くなって空気に残った。
tn「寒いん？」
「ええ…まぁ。」
tn「んー…あ、ちょっと手ぇ貸してみ。」
「え？あ、はい。」
トンちゃんに手を貸すと、ほいっ、と両手で挟んでくれた。
あったか…。
tn「俺、元々体温高い方なんや。あったかいやろ！」
「はい…！」
トンちゃんは、へへ、って笑ってそのまま手を繋ぐ。
tn「体温あげるから、あったかくしてな。」
「ありがと…ございます。」
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ネル(プロフ) - える＠脅威推しさん» きゃー！！ありがとうございます！ んふふ、私は神になりたい人間ですよ笑そう言っていただけて嬉しいです テーマパーク編は私もお気に入りです笑 (2022年4月25日 1時) (
レス) id: 3cff5be0f2 (このIDを非表示/違反報告)
える＠脅威推し - スベリニストの世界へー？行ってらっしゃい！がめっちゃ好きｗ (2022年4月24日 22時) (レス) @page8 id: 26bfa26905 (このIDを非表示/違反報告)
える＠脅威推し - ネル様の作品すべてが神作品そしてネル様ご本人も神様！最高ですか？ (2022年4月24日 22時) (レス) id: 26bfa26905 (このIDを非表示/違反報告)
ネル(プロフ) - カンナさん» へへへ…可愛くできました！！ 好きというのはあと何年後でしょうかね…？ 勉強は、食べましょう。食べれば覚えられますのでｯ… (2020年9月23日 19時) (レス) id: 138836bbb2 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ - あ〜トントンさん可愛いぃ〜いつかちゃんと好きって言ってみてほしいわ〜次は…ショッピ君だと…？最推しじゃないか！勉強？んなもん知るか！ (2020年9月23日 16時) (レス) id: 37b1abc4a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネル
| 作成日時：2020年2月15日 14時
