甘党の総統さんは、ケーキ店の店員さんに恋した様で。【wrwrd】【軍パロ】

9.しょきちょーの苦労 ページ10

「またいらしてください。」

gr「嗚呼。また…絶対に来るよ。」







グルッペンさんの、絶対に来る、は安心できる。







長身の彼を見上げて、微笑んだ。







「待ってますね。」







グルッペンさんは、頷くと店から出て行った。







カランコロン







「…さて、店じまいかな…！」







パンパンってエプロンを叩き、私はシャッターを閉めた。









次の日。







私が家から店に出勤すると、店の前に男の人が立っていた。







「…？あの…どうかしました？」

？？「あ…貴方が、この店の店員さんか？」

「え？あ…まぁそうですけど…？」

tn「あー、俺はトントン。この国の書記長や。」

「私はこの店の店員のAと申します。」

tn「よくグルッペンがお世話になってるみたいで…、ほんまありがとうございますー。」







律儀にもぺこりと頭を下げたこの人は、お偉い書記長様らしい。







グルッペンさんより身長は高くて、赤いマフラーがトレードマークのトントンさん。よし、覚えたぞ。







「えっと…それで本日はどの様なご用件で…？」

tn「あー、グルッペンがまた書類をサボってなー？…最近、此処に来てるみたいやったから、居るかなー…と思ったんやけど…来とらん…よな…。」

「ええ…多分…。」







シャッターが閉まったままの店を眺める。







いや、ちょっとシャッターをこっそり開けて隠れるグルッペンさんを想像しちゃったじゃん！







グルッペンさんごめん！！

10.鬱49で有名なあの人→←8.お疲れなご様子で

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す