10.言葉 ページ11
zm「Aちゃんの事やから、仲間を襲った奴は問答無用で斬るやろ？」
こくり、と頷く。
zm「それなら、それ程Aちゃんが仲間を大切に思ってる…って事や。」
その言葉が胸に響いた。
初めて、そんな事を言ってくれた人だったから。
『お前は化け物だ。』
『人を殺して、何とも思わないのッ！？』
『君は人を殺す為に生まれたのだろう？』
昔、そんな事を言った人々が居た。
自分の力が嫌で、怖くて。
軍医を志望した。
せめてもの償いで、人を治したいと思ったから。
でも、化け物って影では言われ続けてたんだ。
それを幹部たちは否定してくれた。
『Aちゃんは化け物でも、人を殺す為に生まれてきたのでも無いで。』
って言ってくれた。
特にゾムさんは初めて言ってくれた人だ。
でも、自分の力はやっぱり怖くて。
今、あの言葉のおかげでその怖さが無くなった気がする。
「ありがとうございます。」
そうやって微笑んだ。
ゾムさんは笑ってくれた。
zm「そろそろ戻ろか。明日もある事やし！」
「そうですね。戻りましょうか。」
そう言って、星空に背を向けた瞬間、私は突き飛ばされた。
体が屋上の床の上を滑る。
私のさっきまで居た所には、矢が刺さっていた。
ヒュッと喉が鳴る。
ゾムさんが、ベルトから二丁銃を取り出して、弾の確認をしているのが見えた。
気づけば、ヴーーッヴーーッヴーーッと、嫌な機械音がなっている。
zm「Aちゃん！隣の国が攻めてきたみたいや！」
「え！？」
zm「多分、グルッペンとかは起きとる！！俺は特攻隊長やから、行かなあかん。兵士たちに配置につく様伝えてや！！」
「はいっ！！」
zm「自分の身は守るんやで！」
「わかりました！ゾムさん、ご武運を！」
ゾムさんは、頷くと石段から飛び降りていった。
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ネル(プロフ) - ハルさん» ひゃ！！！嬉しいお言葉ありがとうございます…！！ (2021年9月14日 22時) (
レス) id: 6f532853c0 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - ネルさんの作品めっちゃすこです… (2021年7月7日 8時) (レス) id: 9a926607ca (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - ネルさん» ありがどうございまず（泣） (2020年12月10日 19時) (レス) id: e66444f48b (このIDを非表示/違反報告)
ネル(プロフ) - 弥生さん» ふふ、ありがとうございます！！…パスワードの作品の番号は、0401で統一しております…！よければ、そちらも楽しんでいってくださいね！返信遅れてすみません…！ (2020年12月10日 19時) (レス) id: cbb9918bd0 (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - とっても良かったです！あと、パスワードの作品ってどうやって見たらいいんですか( ；∀；) (2020年12月7日 22時) (レス) id: e66444f48b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネル
| 作成日時：2020年2月10日 17時
