1.日常 ページ2
ut「Aちゃぁぁぁぁ！！」
「うわぁ…。」
騒々しい音がして、鬱さんが医務室に駆け込んできた。
後ろに居たコネシマさんは、爽やかな笑顔で、そのまま廊下を逆走していったし…。
置いていくな、コネシマさん。鬱さんという存在を置いていくな。
頭の中でツッコミを入れながら、鬱さんの話を聞く。
「で、今日はどうしました？」
ut「訓練兵のお手本で、シッマと格闘技の技やってたら、足捻った。」
「あー、痛そうですねー。」
ut「棒読みやめてー？」
鬱さんの言葉を適当に受け流すと、机の引き出しから湿布を取り出して鬱さんに渡した。
「はい。湿布貼って、安静にしてれば治りますよ。安静にしてましょうねー。」
ut「はーい。」
「では、お大事に。」
鬱さんは湿布を足首に貼り、ひらりと手を振って医務室から出ていった。
それを見送ってから、私は机の隅に積まれたトンさんからの書類をチラリと見てため息を吐く。
これは、よく医務室の冷蔵庫にある差し入れを勝手に食べる様な総統様の仕事の余り物だ。
「しかし、あるのならばやるしかない。」
ボソッと呟いて、私はペンを握った。
カチ、カチと時計の針が進む。
その音を聞きながら進めた書類は段々と少なくなってきていた。
「お腹空いたなぁ……。」
ふと、そんな事を思う。
それもそのはず。ただ今の時刻は11時46分。
食堂のおばちゃん達がひとらんさんの収穫した小麦とかを使って、美味しいお昼ご飯を作っている頃だろう。
その匂いは空いた窓から、医務室へと届いていた。
…フライングだけど、少し早めにいっても……良いよね。
腹が減っては戦は出来ぬだ！
自分にする言い訳を頭の中で考えながら、私は椅子から立ち上がった。
医務室のドアを開けて廊下を歩く。
今日の昼ご飯は何かな…。
るんるんしながら食堂に行くと、もう先客が居た。
「あ、ゾムさんじゃないですか。どうされたんですか？」
zm「あ…ぁA…ちゃん。」
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ネル(プロフ) - ハルさん» ひゃ！！！嬉しいお言葉ありがとうございます…！！ (2021年9月14日 22時) (
レス) id: 6f532853c0 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - ネルさんの作品めっちゃすこです… (2021年7月7日 8時) (レス) id: 9a926607ca (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - ネルさん» ありがどうございまず（泣） (2020年12月10日 19時) (レス) id: e66444f48b (このIDを非表示/違反報告)
ネル(プロフ) - 弥生さん» ふふ、ありがとうございます！！…パスワードの作品の番号は、0401で統一しております…！よければ、そちらも楽しんでいってくださいね！返信遅れてすみません…！ (2020年12月10日 19時) (レス) id: cbb9918bd0 (このIDを非表示/違反報告)
弥生(プロフ) - とっても良かったです！あと、パスワードの作品ってどうやって見たらいいんですか( ；∀；) (2020年12月7日 22時) (レス) id: e66444f48b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネル
| 作成日時：2020年2月10日 17時
