4.外交官見習い ページ5
次の日。
メイドさんと少し立ち話をしていると、門の向こうに人影がチラリ。
「あれ、誰か来たよ？」
メイド「本当ですね…！！外交官の方…と助手の方？ですかね…？」
メイドさんの言葉に、よくよく目を凝らせば、確かにオスマンさんと一緒にもう1人も歩いて来る。
「…？確かにオスマンさんと一緒に誰か来てる…？誰かな…？」
門の前でホウキを持って、待っていると、オスマンさんが気付いて手をふってくれた。
osmn「こんにちは！」
「あ、こんにちは。…？その方は…？」
osmn「あぁ…。ちーの。」
ci「外交官見習い…？のチーノと申します。」
そう言って、ぺっこり頭を下げた彼は、グルグル眼鏡越しにオレンジの瞳を光らせて笑う。
そんな彼らを私は談議室へ通した。
「兄様。…来訪者様が。」
兄「…あ？…すぐ行く。」
生憎、父は席を外している為、兄が対応する…みたい。
談議室で向かい合う兄とオスマンさんたち。
私はまた、お茶を入れてオスマンさんたちの前に置いた。
兄の前にも置くが、まぁ見もしない。
しょうがない。しょうがない。この人はこういう人だ。
紅茶を啜って、話を聞いてみるが、どうやら兄は同盟を渋っている様。
話は続いたが、今回も同盟の話は保留となった。
osmn「今回は失礼します。」
オスマンさんは少し顔をしかめて、廊下に出て行く。
チーノくんもペコッと頭を下げてオスマンさんの後を追って行った。
私もティーカップを下げると、廊下に出る。
osmn「Aさん。」
「あ、オスマンさん。」
オスマンさんはにこにこと微笑んだ。
osmn「良かったら、これからwrwrd国に来る？」
「えッ！？」
osmn「良い茶葉が入って…！！」
良い茶葉、と聞いて少し心が揺らぐ。
osmn「あ、クッキーもあるめう〜！」
「お邪魔させて頂きます！！」
人差し指を立てて呟いたオスマンさんに、頭を下げると、カラカラと笑った。
osmn「じゃあ、行こか。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 344人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
セネリオ - 最っ高でした…！マンちゃんのかっこよさと可愛さが…最高でした…！ (2022年12月29日 11時) (
レス) @page21 id: bb7bb5003e (このIDを非表示/違反報告)
ネル(プロフ) - カンナさん» ふふふ、可愛らしくもイケメンさんなキャラの彼を書けてよかったです…！ くっそイケメンなんすよ… (2020年9月24日 13時) (レス) id: 138836bbb2 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ - ごめんなさい誤字ってます。正しくは「可愛いキャラだと思っていました」です (2020年9月24日 6時) (レス) id: 37b1abc4a3 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ - コメントするの忘れてたぁぁ！オスマンさんって可愛いキャラ座と思ってましたけどクッソイケメンじゃないっすか… (2020年9月24日 6時) (レス) id: 37b1abc4a3 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - 全然大丈夫です！コメント返して頂きありがとうございます！ (2020年3月1日 21時) (レス) id: 501c373c05 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ネル
| 作成日時：2020年2月27日 23時
