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なな ページ8

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逢魔が時、私は何時振りだろうというくらいの外の景色を見た。


彼、わたるに数年前買ってもらったお気に入りお洋服に身を包んで少し浮かれながら。





待ち合わせ場所の駅前に時刻よりも少し早く着いてしまった。
その辺りをぶらぶらして待っているかと決め、再び歩き出した。


駅を見ると何時しかオンナといるのを目撃してしまった時を思い出す。
あれは一体何処から来たのだろう、なんて。



でも今日、目覚めれば何時も通り、隣には人影がなかったんだ
結局昨日の出来事は私の願って創られた夢の中の出来事だったのかもしれないね

なんて一人で落ち込むなんてみっともない話だ。






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もうすっかり真っ暗に染まった街。
約束の時間が数分前に過ぎた、という時に彼は漸く現れた。







「ごめ〜ん、遅くなった」
「そうかと思ってたから大丈夫」







彼は私に連れて行きたい場所がある、とそう告げた。


肩を並べて歩いていくと、その場所に辿り着いたようで。






「Aちゃん、ここ知ってる？」
「えっ…」






顔を上げるとそこにはこの街を展望できる有名な場所。
とても綺麗な街灯に心を掴まれた気分だった。






「知らない、初めて見たよ」
「…ほんま？良かった」






他愛もない会話を交わしながら、手摺に寄りかかる私達。

でも私は何処か変な気分だった。
わたるじゃないオトコと一緒に、って、あれ___






あれ、私なんで_____









そう思った瞬間、視界が闇に落とされたかのように暗くなった。


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彩雲 朱瑠璃 - すごかったです！（語彙力消失）最後の解説読んだとたん涙が…このお話は他の視点から見ればハッピーエンドなんですかね…素敵な作品でした！ (2022年1月8日 17時) (レス) @page12 id: b1698b1cbf (このIDを非表示/違反報告)
 CIEL☆(プロフ) - ちゆ@(tag)さん» ちゆちゃんありがとうね;; お互い作品頑張って行こうね!!　 (2020年5月13日 18時) (レス) id: 6daf1523f9 (このIDを非表示/違反報告)
 ちゆ@(tag)(プロフ) - ただ感動...！こういうお話、書けないから羨ましい。。素敵な作品をありがとう！ (2020年5月13日 10時) (レス) id: 50fd3bea9e (このIDを非表示/違反報告)
 CIEL☆(プロフ) - もな@草製造大魔王さん» もなちゃんありがとう!! そう言ってもらえて嬉しいです〜〜 頑張って行くね!! (2020年5月12日 9時) (レス) id: 6daf1523f9 (このIDを非表示/違反報告)
 CIEL☆(プロフ) - 谷たぬきさん» たぬちゃんコメントありがとう!! これからも頑張ります!! (2020年5月12日 9時) (レス) id: 6daf1523f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：CIEL☆ | 作成日時：2020年5月11日 20時

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