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山田side



"大切にしたい"って言葉、いつもなら嬉しいと思うはずだ。

………でも裕翔。ちゃんと本当のことを言って?


「そんなのうそだよ…俺とじゃできないんだろ?」


ああ、もう泣きそう

「ホントのこと、言えよっ、、っ俺男だしっ、できなくてもっ、、しょうがないからぁっ」


涙があふれてきた。
裕翔からそれを隠すように、体育座りしたひざに顔をうずめる。


「やま、、、ごめんね?」

ごめんねって、、、ほらやっぱり無理ってことじゃん


「やっぱr………」


「違うんだよ、やま。

ホントのホントに、やまのこと大事にしたかった。」


「……したかった………??」

過去形…?
驚いて、顔をあげる。


「うん、、、
でも、ごめんね??もう大事にできないかも」


「できないって、、」




「やまがかわいすぎて。
 

  できないってことっ」


そういって押し倒された。

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作者名:Mizuiro | 作成日時:2020年1月27日 19時

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