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リツリ国からの ページ3

スマイル視点
kn「ねえスマイル!」
きんときが珍しく急いできたのは、ちょうど寝ようとしたときだった。
かなり急いだらしく、肩で息をしている。
たしか城下町の見回りだったはず。何かあったのか?
「どうした?」
kn「ごめっ···!あの、ここらへんに、···なんか、うわさ、とかない?」
噂か。
そういえばなんかあったな。
とりあえず椅子に座らせて水をだし、書物倉庫に向かう。

  数分後
俺が戻ってくる頃には、きんときは落ち着いていた。
対面する形で椅子に座り、本を開く。
指で文をなぞり、該当する見出しを見せた。
「あったぞ。けど、ここらはいっぱいそう言う類いのがあるから、あったら言って。」
kn「うん。」
[リツリ古城跡の亡霊][ヒトガタ山の呪い]エトセトラ····。
きんときが首を振る度にページをめくって、早くも最後のページ。
kn「それっ!それ、多分そうだと思う!」
きんときがそういったのは、[リツリ国宝 山桜の守人]
たしか、リツリ国からの使者っても言われてたな。
食いぎみに文を追っていく目をみて、心なしかキラキラしているように見えた。
いや、なんか変だけれども。
夜に外を見回って、こんなになることあるか?
「なんかあった?」
そう聞くと、パッと顔をあげてこちらを見てくる。
kn「詳しくは、明日みんなに言うんだけど、その····山桜のところで人と会ってさ。」
はぁん?
「で、一目惚れ。と?」
kn「ち、がっ···あの、えっと····」
そう言うと、真っ赤に頬を紅潮させた。
あっふーん(察し)
いつもそんなに女性に興味を持たない幹部が、ここまでとは···。
噂をきにするってことは、人以外か、そこら辺か···。

ちょっと興味深いかも。

桜屋→←かわいらしい客人



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カナデル - 面白かったです更新頑張ってください!応援してます (2022年5月25日 0時) (レス) @page3 id: 0b43afc423 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:iyo | 作成日時:2020年10月16日 18時

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