第弐拾玖話 稀血と炭治郎の妹 ページ29
Aside
鬼いないな。
俺、稀血じゃないんだ。
よかったー。
こういうとこ気が利くよなー。 あの(自称)神様。
！
前方200m鬼がいる。
『炭治郎。 分かってるかも知れないがこの先200m程度のところに鬼がいるぞ！』
炭治郎「(そんなに離れていても分かるのか？ 俺にはこの山全体に鬼の匂いがしていて詳しい場所が分からない…) 嗚呼、分かった！」
もしかして気付いてなかったのか？
炭治郎は鼻が利くんじゃなかったのか？
来た！
鬼「旨そうだなぁ。 そこの水のような髪色をしたお前、稀血かぁ？」
えっ？
俺、稀血なの？
嘘でしょ？
悲し…
『分からない。 だが、俺は君に喰われる程弱くない。 悪いけど、君の頚斬らせて貰うよ。』
鬼「お前に俺様の頚が斬れるとでも思ったか？ 憐れな妄想だな。 可哀想に。 勝つのは俺だ。」
あーあ。
分かんない奴だなぁ。
もうすぐ死ぬってのに。
じゃあ、痛め付けてあげよう。
ｽｩｩｩｩ
『色の呼吸 肆の型 緑 幻想』
ｽﾞｻｯ
ｺﾞﾄｯ
ほら、俺が勝った。
『ね。 だから俺が勝つって言ったでしょ？』
鬼「俺は、俺様は敗けてない！ (体が体が崩れていく… 再生されない…)」
惨めだなぁ。
『君は負けたんだよ？ 早くその事に気づきなよ。』
鬼「(稀血… 喰いたかった…)」
あの鬼死ぬ間際に何言ってんだよ。
てか、俺マジで稀血なのね？
鬼狩りになれるかな？
『バイバイ。 もう産まれて来なくていいからね。』
ヤバい。時透君好き過ぎて時透君の事考えてたら、時透君の台詞言っちゃったよ。流石にちょっと変えたけどね。
炭治郎「神楽は、神楽は鬼が悲しい生き物だとは思わないのか？」
禰豆子ちゃんはね。 はい。 好きですよ。
『君の妹はいい鬼だと思うよ。』
炭治郎「(！)禰豆子が、俺の妹が鬼なのを何で知ってるんだ？」
『それは炭治郎がその禰豆子ちゃんを鬼と成ってまでも守りたい、幸せにしたいっていう思いが俺には視えたからかな。』
炭治郎「(神楽は俺の想いを解ってくれたんだ…)ｳﾙｯ」
えっ？
『何で泣いてるの？ 俺、なんかしたか？』
炭治郎「俺を認めてくれる人がいるってことが只、嬉しかったんだ。」
炭治郎…
『俺が支えになれたんだったらいいんだけど…』
炭治郎「神楽。 ずっと俺の友達でいてくれないか？」
『嗚呼。 当たり前だ。』
炭治郎からのまさかのずっと友達発言？！
嬉しすぎて死にそうなんだけど…
死んだわ。俺。
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空音暁月 - LanD(稲月琉音)さん» Google怖ぇw (2020年2月11日 13時) (
レス) id: 72108a1f6d (このIDを非表示/違反報告)
LanD(稲月琉音)(プロフ) - 空音暁月さん» 興味本意で空音暁月ってグーグルから検索したwみてみよーかなーw (2020年2月11日 13時) (レス) id: 73de742d5f (このIDを非表示/違反報告)
空音暁月 - LanD@観測者さん» うん。分かるよ。 てかどうやってこの小説見つけたの？ うん。読んでくれてありがとう。 ヒロアカ0なのねw 今絶賛アニメ放送中だし、見てみたら？ (2020年2月11日 12時) (レス) id: 72108a1f6d (このIDを非表示/違反報告)
LanD@観測者(プロフ) - おはよ。鬼滅の知識あんまりないし、ヒロアカに至っては0だけど読ませていただくよ…wあ、俺のことわかるよね？？ (2020年2月11日 0時) (レス) id: 73de742d5f (このIDを非表示/違反報告)
月 - 結梅さん» よし！書こう！ (2019年12月18日 16時) (レス) id: 72108a1f6d (このIDを非表示/違反報告)
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