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ﾋﾟﾛﾝ
丁度ドラマが終わった頃に返ってきた返事。
我に戻った私はあんな文を送ったことに後悔しながら
たった今鳴ったスマホを開く。
Akito今すぐには無理やけど、
15分後図書館来れる?
やっぱり照史くんは優しい。
たった２回しか会ってないこんな奴のわがままを
すんなりと受け入れてくれる。
小さく幸せのため息をつくと、もう１度鳴ったスマホ。
パッと画面を見ると、照史くんからのメッセージ。
Akito俺も会いたい
そのたった一言で、１度ゆっくりになった鼓動が
また激しく脈を打つ。
照史くんはずるい人だ。
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「 A！ 」
『 照史くん… 』
やっぱり私の方が早くついて、
こっちに駆け寄ってくる照史くん。
「 いきなり連絡来てびっくりしたで
会いたい って… なんかあったん？ 」
優しい声色で心配してくれる照史くん。
テレビに出てた ってだけで、どこか遠く感じて
寂しくなった。なんて言えないから
『 人肌恋しくなっただけです… 』
また嘘をつく。
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「 ほんまに？ 俺に会いたくなったんとちゃうん？ 笑 」
ふざけて聞いてくる照史くんには
なんでもお見通しなようです。
『 照史くんやって会いたかったくせに… 』
「 当たり前やん 」
ちょっとぼそっと呟いただけやのに
食い気味に反応する照史くん。
年上なのに可愛いな なんて思って、クスッと笑うと
照史くんの口から予想もしなかった言葉が。
「 好きな子に会いたがって何が悪いん？ 」
『 …好きな…子…？ 』
「 Aのこと 」
そう言った照史くんの目は
真剣そのもので、１度絡まった目線が
解かれることを忘れたみたいに見つめ合う。
正直、まだ理解出来てない私は驚くことしか出来なくて
あ〜、もぉ って頭をかいた照史くんが放った
「 Aのことが好きやねん、
まだ知り合って日も浅いし、俺のこと何も知らんやろうけど
俺と付き合ってください 」
って言葉で、やっと理解出来た。けど、
恋にブランクがありすぎるからか、
照史くんと知り合ったばかりだからか、
自分の気持ちがわからんかった。
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照史くんに告白されるまでは。
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WEST☆りゅーせい - この作品めっちゃおもしろくて好きです!設定とか現実な感じで…更新毎回楽しみにしてます!頑張ってください(>ω<) (2017年7月15日 22時) (
レス) id: 08714460b6 (このIDを非表示/違反報告)
M n n n(プロフ) - FumaTomohiro7さん» ありがとうございます ！ 頑張ります(；＿；) (2017年6月15日 23時) (レス) id: dd447b6291 (このIDを非表示/違反報告)
FumaTomohiro7(プロフ) - あぁー(笑)続きが気になります!(笑)これからも更新頑張ってください! (2017年6月15日 18時) (レス) id: 96779fe39a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nacha | 作成日時：2017年6月15日 12時
