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「 なぁ、久しぶりに図書館行かん？ 」
あっくんを喋るベッドにしたあの日から数日。
突然のお誘いに、頭にはてなが浮かぶ。
このときから嫌な予感はしてた。
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『 懐かしいなぁ 』
「 正味２、３年来てなかっただけやで？ 」
『 その短期間でも懐かしいの〜 』
いつもとはなんも変わらぬ会話に
少し安心していた。
『 あっ、有山さんの作品や 』
「 ほんまや、新作こんなに出しててんな 」
最近読んでへんかったからなぁ って呟きながら、
お互い気になった本を手に取る。
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時間が過ぎるのは早いもので
久しぶりの読書に手こずって
1冊読んだだけでもう閉館時間。
「 …前で話そうや 」
あっくんの少し思いつめた顔に
さっきの嫌な予感は的中していたと知らされる。
「 …なぁ、A 」
あの日… あっくんに告白されたときと
同じ場所に立ち、あの時と同じように向かい合う。
ほとんどが同じなはずやのに
明らかに違うのは2人の空気感やった。
『 …なに？ 』
私も少し眉を下げて問うと、
バツが悪そうな顔で俯くあっくん。
どこか言いにくそうなあっくんの口から言葉が出てきた。
「 俺さ、自分で言うんもあれやけど…
売れてきてるやん？ 」
『 うん、せやね 』
どこも間違えてはないから否定することもなく頷いた。
「 せやから、これからもっと会えんくなって
絶対すれ違うことも、傷つけることも多くなると思う。」
『 … 』
「 ん〜、なんて言うかぁ…その… 」
言葉に詰まるあっくんに
簡潔でええよ、って声をかける。
すると、右手で頭をポリポリかいたあと
きちんと私と向き合って
「 このまま付き合っててもAを傷つけるだけやから、
俺と別れてください。 」
そう言った。
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WEST☆りゅーせい - この作品めっちゃおもしろくて好きです!設定とか現実な感じで…更新毎回楽しみにしてます!頑張ってください(>ω<) (2017年7月15日 22時) (
レス) id: 08714460b6 (このIDを非表示/違反報告)
M n n n(プロフ) - FumaTomohiro7さん» ありがとうございます ！ 頑張ります(；＿；) (2017年6月15日 23時) (レス) id: dd447b6291 (このIDを非表示/違反報告)
FumaTomohiro7(プロフ) - あぁー(笑)続きが気になります!(笑)これからも更新頑張ってください! (2017年6月15日 18時) (レス) id: 96779fe39a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nacha | 作成日時：2017年6月15日 12時
