2話 ページ3
同時刻、ポートマフィア首領室前
コンコン
静音「
平坦な声が無機質な廊下に響くも返答が無い、どころか中からは泣きそうな中年のオッサンの声と嫌がる幼女の声が聞こえる
静音「…はぁ出直すか」
煙草でも吹かして時間を潰そうと喫煙所に向かう、多分後1時間ぐらい入れないだろうから
喫煙所の扉を開けると顔の知れた先客が居たが別に煙草を吸う様子は無い
静音「あ、カイさんこんにちわぁ〜」
海「双葉補佐、お疲れ様です」
先客は次期幹部補佐と名高い上級構成員の若芽 海、付き合いの長い友達の1人
静音「あ〜またその呼び方した〜下の名前ね?仲悪いみたいじゃないですか、それにカイさんのほーが年上ですし」
喋りながら向かい側の椅子に腰掛ける
海「あはは相変わらず静音さんはフランクですね」
笑顔を浮かべる海にタメ口にしろと云う意図で「ため、ため、ため〜」と云いながら煙草を1本慣れた手つきで取り出し咥える
海「はいはい、今日はどうしたの?」
静音「きーて下さいよぉ〜また首領がエリスじょーを追いかけ回してて任務のほーこく出来なくて!時間潰そーと思ってここ来たんです、まぁ其のよーすだとカイさん、私がここに来るの分かってたでしょ」
会話の合間に煙草に火を付けて吐き出す
海「まぁね、ほら静音ちゃんと話してると退屈しないんだ」
静音「わーい!うれしーこと云ってくれるじゃないですかぁ!こうなったらきゅーけー時間搾り取ってくれますよ」
海「おっ!望むところだ!」
静音「あ、今子供扱いしたでしょ子供じゃないです〜っ!」
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作者名:病み病みスリッパ シーラカンス | 作成日時:2019年3月7日 19時