隼side ページ11
隼「フゥッ…ウゥッ……グスッ、グスッ」
泣きながら廊下を歩いた。
あんなんでやっていけるかよ、
亜嵐くんがいないのに、
ほんと、バカみたい、。
あんなの俺、もうできないよ………
・
近くのベンチにへたり込み、スマホを開いた。
今でもロック画面は亜嵐くんとのツーショット。
この亜嵐くんの笑顔を見る度に、
なんで寄り添ってあげれなかったんだろうって
後悔してばかりの日々。
ごめんなさい、ごめんなさい、
頭の中に、その言葉ばかり出てくる。
でも、こんな苦しいときに話を聞いてくれるのは、
いつもいつも亜嵐くんだった。
俺が1番頼りにしていたのは、
いつでも亜嵐くんだった。
俺の隣にいるのは、
いつでもどこでも亜嵐くんだった。
けど、もう亜嵐くんは隣にいない。
苦しい。苦しい。
助けて、亜嵐くん………
出てくれるはずもないのに、
なぜかいつも指先が言うことを聞かなくて。
(プルルルルル、)
・
・
(…ッ)
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りさ - 本当はもっと読みたかったけど完結おめでとうございます(*^-^*) (2021年6月4日 1時) (レス) id: 3c9e6364e5 (このIDを非表示/違反報告)
八百万(プロフ) - 完結おめでとうございます!面白くて一気読みしちゃいました!評価が一回しか押せないのが悔しい(笑)お疲れさまでした! (2021年6月3日 23時) (レス) id: 6b4fee2f31 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き楽しみにしてます(*^-^*) (2021年5月29日 0時) (レス) id: 3c9e6364e5 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き楽しみにしてます(*^-^*) (2021年5月21日 1時) (レス) id: 3c9e6364e5 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き待ってます(*^-^*) (2021年5月15日 22時) (レス) id: 41dc70dfaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひな | 作成日時:2021年1月6日 9時