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三話ですね ページ5
｢……ろ。……きろ。｣
ん？ なんか声が……
｢起きろ、夜月！｣
｢……んー。｣
｢自己紹介、お前の番だ。｣
どうやら、いつの間にか自己紹介の時間、というか授業始まってました。凄い、気づかなかった。
ふらふらと立ち上がる。足に力が入らない。
｢……夜月A。……個性〖吸血鬼〗。……寝る、ね？｣
隣を見るといたのは、いたのは……
彼でした。
そういえば出席番号だとこうなるのか。
やばい、少し緊張する。
ただし、眠気は勝つ。強い。
｢眠らせねえよ。これも授業だ。｣
｢……けち。｣
｢……はあ、轟。眠ったら起こしてやれ。｣
｢わかりました。｣
｢……ありがー。｣
｢ありがとうも言えないのですか。｣
｢……｣
前の席の黒髪の真面目そうな子、きつそうな子だなあ……
そして、固定観念が強すぎて周りが少し見にくくなってる。
｢……あかん。｣
｢いきなりなんですの？｣
｢……べつにー｣
この子、少し苦手かも……
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作者名：nekomoka | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kensyou/
作成日時：2018年5月12日 20時
