普通？いえ、全く【暗殺教室】 (ページ4)

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ep.坂道ページ4

『................暁山A』

「どんだけ言いたくないの？ウケる」

『君の名前はなんなのさ、早く教えろよ』

「んー？まぁどーせあっち行けば分かるんだし。
今言わなくてもいいでしょ」

は？？

わかった、こいつあれだ

性格イカレ野郎だ

こんなやつこの椚ヶ丘にいたんだなぁ

今までそれなりに色んな人と関わりを持ってきたつもりだけど

ここまでヤバめなひとがいるとは

「一人で行くのも暇だしさ、一緒に行かない？」

『現在進行形で一緒に行ってるですが』

「うん、言ってみただけ」

あれ、ちょっと待て

こいつ意外と楽しいかもしれんぞ

『それでさー！私もう怒れちゃって先生殴っちゃったの！！笑』

「え、まじ？笑それはやりすぎでしょー」

『お前も人のこと言えんだろーが』

遅刻しているなんてこと忘れて
2人でゆったり進んでいた

だけどその時間もそう長くはなく

『あ、校舎見えた』

「えー、すっごいボロいじゃん。こんなところで授業受けさせるとかあの人やっぱりおかしいわ」

『戻させる気ないよね。本校舎に』

「それなー」

やる気をなくし、元々ゆっくりだったのがもっと遅くなってしまった

『ん？？待って、なんか聞こえる』

「なんだろーね、体育でもやってんの？」

『うーん、いやどちらかと言うと終わりそう？？』

近づくにつれ声が大きくなると思いきやいきなり止んでしまった

「あ、なんか人たくさんいるよ」

『授業中？終わり？なのかな。E組も普通に授業を...ってあ！！！そういえば暗殺のこと忘れてた！！

君も暗殺について言われたよね！？なんも用意してないんだけど！君は？』

「ん？あーそれね、じゃじゃーん
対殺せんせー用ナイフを切って手に貼ってみた」

なんじゃそりゃ...そんなん聞くわけないだろーに

相手は確かマッハ20じゃなかった？？
そんなやつ触るなんて.....普通の人間でさえ
手をいきなり前にビューンって出されたら後ろに引いて避けると言うのに

『まぁ...うん、ファイト』

どーせ成功しないだろうけど

まぁ応援だけはしときますか